読書感想文【悩まない脳の作り方:著 加藤俊徳】
今日は、
『悩まない脳の作り方』 著 加藤俊徳
を読んでの感想を書きます。
今までに1万人以上の脳画像解析を行なってきた医学博士。
そんな脳のスペシャリストが悩まない脳の作り方を
教えてくれるというのだから、興味津々。
この本では、基本的な脳の構造や、
脳番地という各機能ごとに分けられた場所に
番号付けするという考え方をベースに
自分の脳のどの番地が弱く、どのように強化していくべきか
ということを体系的に示してくれています。
ー8つの脳番地ー
1. 思考系脳番地
2. 運動系脳番地
3. 伝達系脳番地
4. 理解系脳番地
5. 記憶系脳番地
6. 視覚系脳番地
7. 聴覚系脳番地
8. 感情系脳番地
今日はこの中で特に印象的だった学びを3つ紹介します。
①悩みは『こころ』ではなく『脳』で生まれる
私は、あれやこれやと考えすぎて、
他の人にはなんでそこまで心配するの??と
思われるような未来のことを一人で悩んでしまいます。
また最近よくあるのが、
自分の気持ちがよくわからなくなる現象。
どうしたい?って聞かれても、
どうしたらいいか分からない。
自分でもなぜかよくわからないのです。
それは仕事もプライベートもですが。。
このような悩みと呼ばれるものは、
実は、脳番地の成長の偏りが原因だったのです。
私の場合だと、
先のことを必要以上に考え不安がったり、
他人のことばかり気にして自分の主張が
できなくなったりしたのは、
右脳の感情系が発達しているのに対して、
左脳の感情系が未発達で、その差によって
上記のような現象が起こっているということです。
右脳の感情系は、非言語、
左脳の感情系は、言語
から認識されるそうですが、
育ってきた環境によって発達のしやすさは
異なるようです。
私は末っ子でよく兄弟や両親、周りの方からも
可愛がって育ててもらった方で、
また家族もどちらかと言えば芸術一家で
音楽や絵など非言語のものに幼い頃から触れ合うことが
多かったのも右脳の発達に影響しているかと思います。
また3年前に父を亡くしたこともあり、
特にそこから私の脳は、深い悲しみにより
かなり右脳の感情系が影響を受けていると思います。
以前は自分の意思のままに進路も自分で常に
決めて悩むことなく進んできましたが、
このあたりから、私の性格が変わり、何も決められなくなったように思います。
もともと優柔不断な方でしたが、顕著になりました。
それが仕事でもプライベートでも、
生活に悪影響を及ぼし始め、悩み始めるようになりました。
仕事では自分で決められない、人の顔を伺ってしまい
自分の意見がなくなってしまった。
プライベートでは、大好きだったはずの彼氏と
いざ結婚の話になると、自分の気持ちがなぜか分からなくなり
長く付き合った結果、別れることになってしまった。
それでよかったのかと、今でも悩み続けています。
でもこういった曖昧な気持ちの原因は、
私の左脳がそれに追いつくほど、成長しきれてないからだとわかり
少しスッキリしました。
つまり、左脳の感情系を鍛えてあげれば、
前以上の自分に成長できるということ!!!
また悩んでいると言うことは、脳が成長したがっているという証であること!
よく育っている右脳の感情系は宝物であること!
これに気付けたのは大きかったですし、
原因が分かればあとは、改善行動に移すのみです!
また考え込みすぎず、運動系で他のことに意識をスイッチさせることにします。
②時間感覚がないのは記憶系脳番地が弱い
仕事が思うようにはかどらないのは、
自分の能力と受けた仕事を決められた時間内で配分することが
できず、ためこんでしまうから。
そのためには、まず自己認識を高めた方がいいそうです。
時間を区切らずにやると、
頭だけが空回りし、行動を伴わないことが増え無駄ができます。
著者おすすめの1分、目を瞑って片足立ちを早速実践したいと思います。
③脳は何歳までも成長し続ける
95歳の方でもしっかり使われている方は
脳が成長し続けていたそうです。
探究心大勢に沢山の人と出会い、ものと触れ合い
色んな脳番地をマンネリ化せず満遍なく
刺激してあげることが、いくつになっても若くいられる秘訣なのでしょうね。
脳以外の肺や腎臓などの臓器は、ある一定の年齢を迎えると
機能が低下し始めるそうですが、唯一、脳だけは、
年齢に関係なく成長し続けることがわかっているそうです。
こんな若いのに記憶が衰えているなんて、、、
甚だ恥ずかしい限りですが、
これから脳強化月間として今まで苦手だった料理なども
始めてみようかなと思いました。
常に新しい刺激を脳に送り続けたいと思います。
ちなみに酸素の25%は脳が使っているそうなので、
しっかり運動もしてたくさん呼吸をして
脳に刺激を届けていきましょう。
本当な脳内物質についてなどもう少し
化学的な話が聞きたかったようにも思いますが、
とっかかりには読みやすい本かと思います。
ではでは、また!!
読書感想文【インプット大全:著 樺沢紫苑】
今日は、弱い自分を変えていくための第一歩として
読んだ本の感想について綴っていきます。
著書【インプット大全】
著者 樺沢紫苑 精神科医、作家
この本を読もうと思った理由は、
心理学や脳科学について知見のある方の著なので
効果に信頼がおけることと、
自分も納得して取り組めると思ったからです。
この本では、
玉石混合の情報が飛び交う現代で
いかに効率よく自分にとって必要な情報を
ふるいにかけ収集し、
その中からさらに取捨選択し、
自分の知識、知恵として昇華していくか、
という今まさに必要とされる力を
身につけるための80個のノウハウが記されています。
しかも、それがまさに今すぐに始められることばかり。
言われたことをやる力ではなく、
創造性が求められる令和の時代で、
自分なりの答えをアウトプットするためには、
まずはこの本で創造性の源、「インプット」
の効果的な方法を学んでみてはいかかでしょうか?
今日は特にこの本で学んだことを
3つ取り上げて紹介します。
3つにしたのは、何やら人間は、
一度に3つのことしか記憶できず、
一度に沢山記憶しようと思っても
脳がパンクしゼロになってしまうそう。
これって私も実感値として感じている部分で、
よく私の上司は、バーーーっと一気に沢山のことを
話してくれ、私も初めのうちは全部聞かなきゃっと
思い、必死にメモしてましたが、頭の中はすっからかん。
そうなんです、脳が完全にパンクしてるんです。
なので、誰かに何かを伝えたり、
教えたりさる際は、3つまでと心にとめておきましょう。
反対に、伝えたいことを初めに3つ明示してくれる
社内資料はとってもわかりやすくすーっと話が入ってきます。
あとこれって気になった商品を買うときにも同じようなことがあって
たくさん効能が書かれていても全然覚えられないけど、
3つくらいなら何とか思い出せる限界。
というわけ、前段が長くなりましたが
3つを忘れないうちに書いていきます!
必要な時に必要な情報を取り出せる
そんなスマートな記憶をしていくために、
Ameyukiが特に学んだこと
1. アウトプット前提のインプットであること
2. 脳内図書館をマンダラを活用し作る
3. 週2回のデュアルタスク・トレーニングを
1. アウトプット前提のインプットであること
インプットには必ず目的を持たないと
その情報は、長期記憶に残りません!
いつか役立つだろう、の
流し見、流し聞、流し読は、一生役に立たない。
これ、私がよくやっちゃうやつです。
実際、何も残らないんですよね。
興味本位で主旨と異なるところまで探して
時間を浪費してしまうこと、よくあります。
それが悪いことではないのですが、
例えば、そこで学んだことがあるのであれば
それをアウトプットすることが大事だそうです。
記憶は、2週間に3回のアウトプットによって
定着しやすくなるそうです。
なぜかというと、脳が重要だ!!っと認識するそう。
また、誰かに伝えると思うと、
その分適度な緊張もあり、
ノルアドレナリンが脳内に分泌され、
記憶に残りやすくなるそうです。
「適度な緊張が学習効果を最大化する」
ヤーキーズ・ドットソンの法則
だから自分が覚えたいことは、
積極的に誰かに教えること、
書くこと、それが記憶定着への近道ということです。
記憶の黄金比は、
インプット:アウトプット=7:3
2. 脳内図書館をマンダラを活用して作る
大谷翔平選手が活用していたことで有名なマンダラ。
それが、自分にとって必要な情報と
そうでない情報を精査するセンサーとなりつつ、
しかも記憶したものを必要な時に取り出せる
まるで図書館のような働きをしてくれる、
ということで早速、このマンダラをやってみたいと思いました。
樺沢さんは大の読書家ということですが、
よく講演で、質問されてもそれをすぐに回答するものだから
どうやったらそんな早く沢山の記憶の中から情報を取り出して話せるのか?
と質問があるそうです。
それは、脳内に図書館があるからだそうです。
私もまだ、自分が実践していないのでわかりませんが
ぜひこのマンダラをこのお休みにでも書いて
効果を検証してみたいと思います。
3.週2回のデュアルタスク・トレーニングを
よくマルチタスクという言葉を耳にしますが、
実は、脳は、2つのことを同時には処理できないそうです。
同時にしているように見えて
それらの処理を交互に脳が行っているだけだそうです。
なので、負荷も大きいのです。
ただし、運動しながら、だけは別!
一昔前は治らない病気といわれていた
改善することがわかってきたそうです。
そのデュアルタスクトレーニングとは、
運動+脳トレ!!
脳トレもしりとりや引き算等といった簡単なもの。
運動は、脳を活性化させる有酸素運動を
週2h以上、1回45ー60分がベスト。
早速、私も今日は走ってきました!!
まずはこの3つを1週間続けて定着させ、
少しずつ記憶力を改善していきたいと思います!
ではでは、おやすみなさい。
こころの棚卸し
はじめまして。Ametoyukiです。